カズーの映画感想ブログ

映画をゆるく独断と偏見で紹介

「ウォーターワールド」緑の土地を目指す海上スペクタルアクション

原題:WATERWORLD

監督:ケヴィン・レイノルズ

出演者:ケヴィン・コスナーデニス・ホッパー

上演時間:135分

 

〜緑の土地を目指す海上スペクタルアクション〜

環境破壊により北極や南極の氷が溶け、全ての地上が海に沈んだ未来の地球。

生き残った人類は海上に要塞を作り生活していた。

 

ここから一部ネタバレあり

 

 

 

 

 

 

概要

「ボディーガード」のケビン・コスナーと度々組んでいるケビン・レイノルズによるアクション映画。

ユニバーサルスタジオジャパンのアトラクションの一つにもなっているので有名な作品だが、ストーリーはアクションのものと少し異なっている。

 

ストーリー性

 

主人公マリナー(ゲビン・コスナー)は孤独に旅をしている少しヒール感がある男でヒロインヘレン(ジーン・トリプルホーン)と少女エノーラ(ティナ・マジョリーノ)と出会い、少しずつ心を開いていき悪の親玉ディーコン(デニス・ホッパー)を倒して緑の大地グリーンランドを見つけるというありきたりなストーリーで世紀末の設定と合わせて見ても、海のマッドマックスという感じが強い。

キャラクターもマリナーとディーコンくらいしか印象に残るものはおらず、ヒロインのヘレンは美人だがあまり目立たない。

因縁のディーコンの倒し方もあっけないものとなっていてその点では特に印象に残る点はなかった。

主人公が半魚人になっている原因とかエノーラがどのようにあの基地に来たのかなどの説明がないのも疑問が残る。

 

エンタメ性

しかし今のアクション映画はCGを多用した作品が多く、エンターテインメント性はあるが

リアリティのある爆破のシーンや動きが少なくなっている今では新しさすら感じる。

悪役のディーコンは名悪役デニス・ホッパーが演じ、極悪人でありながら言い回しや動きにコミカルさがあり、何故か憎めないようなキャラになっている。

さらに人々が海の上で生きていく為に使っている道具や基地がなかなか面白い点と敵はなぜ水上バイクがあれだれ乗り回せるだけのガソリンがあるという理由がタンカーが本拠地だと

納得がいく

ただ資源がないにもかかわらず無駄打ちばかりしたりするのは笑った。

 

全体を通して

大規模な製作費がかかって、アクションもB級感があり終わりもこれからもマリナーの旅は続くという感じの終わり方だが、コケてしまい続編がないのが少し残念な感じ。

ありきたりなストーリーと無駄なシーンの多さからあまり評価は良くないがB級作品として見るとそこまで悪くない。

物語的にもう少し短くまとめた方が見易くて面白くなると思った。

それを踏まえるとユニバーサルのアトラクションは完成度がほんとに高い笑