「SING/シング」動物たちが奮闘するミュージカルアニメーション
原題:SING
監督:ガース・ジェニングス
出演者:マシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーン等
上映時間:108分
〜動物たちが奮闘するミュージカルアニメーション〜
動物たちが普通に暮らす世界で活気のなくなって劇場を経営しているコアラのバスタームーンは以前の活気のあった劇場に戻すべく歌のコンテストを開催する。
その審査で残ったのは様々な問題を持つ動物たちだった。
以下一部ネタバレあり
概要
「銀河ヒッチハイク・ガイド」のガース・ジェニングス監督とミニオンのイルミネーションのミュージックアニメ。
ストーリーは挫折をしている動物たちが歌のコンテストにより各々の歌の才能を見出しつつ一つになるというよくある内容になっている。
それぞれの挫折がゴリラのジョニーの家族との和解やハリネズミのアッシュの失恋、象のミーナの内気で自己表現の欠如など見ている側も共感できる問題が多く、それぞれが歌の力で前向きに進んでいく。
なので凄く内容が分かりやすく、ストーリーのテンポがいい上に笑いあり感動ありになっている。
上映時間もちょうどよく見やすい。
作品を盛り上げる曲
作品のタイトルにもなっている通り作中に出てくる歌は『Call Me Maybe』/カーリー・レイ・ジェプセンや『Stay With Me』/サム・スミス、『Bad Romance』/レディー・ガガなどどこかで聞いたことのある曲たちが64曲も登場し。動物が歌うことでミュージカルのような高揚感を得ることができた。
個人的にお気に入りのキャラクターはハリネズミのアッシュで凄く色気のある歌い方。
日本の曲もきゃりーぱみゅぱみゅの曲が「にんじゃりばんばん」「きらきらキラー」「こいこいこい」と3曲も使われているのも日本人としては嬉しいところ。
声優
声の声優もマシュー・マコノヒー、リース・ウィザースプーンなど豪華声優が多数でてキャラクターの声に違和感がなく、歌に入るまでの流れがよかった。
特にネズミのマイクは「テッド」のセス・マクファーレンは憎たらしいキャラクターをうまく演じている。
日本語吹き替え版はまだ視聴していないのだが、MISIAや大橋卓弥などのアーティストを起用し、吹き替えにも力を入れている。
全体を通してまとめ
続編も公開が決定し、ストーリーが前向きで短く落ち込んだ時に見るのに向いている明るい映画になっている。
作品に登場している月の飾りが最後のニーナの歌によって壁が壊れたことによって外の満月が現れる演出にグッときた。
綺麗な終わり方ではあるが、ネズミのマイクが続編でも問題を起こしそうで続編がとても気になった。